東京 谷中のぎゃらりーKnulpにて「中途半端」というなかなかユニークなテーマの公募展がありました。
ワタクシ奈良都民の作品はちいさいひとたちが奈良の史跡にお家になるものを使って扮した「奈良ごっこ」。元ネタはご覧になった方に検索してご確認いただくという、まさに「うわ、中途半端」な仕組みです。
冒頭の絵は高松塚古墳の壁画。つっかえ棒にうちわをくくりつけた即席の翳(「さしは」。天平装束の女性がよく持ってる絵の長いうちわみたいなやつ)とか孫の手とか使って壁画になりきる人たちです。
善財童子で検索していただければ、ある程度はご納得いただけるかと思います。ある程度は。
このポーズしてるとちょっとぷるぷるしそうですけど。
薬師寺の吉祥天女は教科書によく出てきますよね。着物にスカートはいてマフラーかストールを掛けたらあなたもたぶん天女になれる。たぶん。
奈良通いで仏様の像を見る機会が増えて、お地蔵様の仏像もあるんだなと知りました。このひとは頭がまるんとしてるからまねっこのさせ甲斐があります。
・・・とまぁ、扮装も中途半端なら見せ方もずいぶん中途半端な絵を4点出品いたしました。
このシリーズでレパートリー増やしたいです。ありがたみも中途半端な仏像の群れになりそうですが。
- 体裁/高松塚古墳:B4パネル 他3点:A5パネル アクリル絵の具、色鉛筆
- リリース/2022年8月