
大阪のユニークな印刷「レトロ印刷」。
ガリ版のような風合いの仕上がりが大変味わい深く、私もよくお世話になっております。
そのレトロ印刷が公募で全国の作家さんたちから「あなたのベスト3」を綴る1ページを募集し、
一冊にまとめた本が「レトロ印刷アンソロジー」です。
面白そうな企画だったので私も奈良ネタで参加しました。
常々奈良滞在のたびに思っていた、
「奈良の名所はあまりにでかくて泊まらないと見られないよね」
という、奈良都民なりの意見でございます。
まず近鉄奈良駅界隈の名所が全部でかい。

・・・・歩けど歩けどずーーーーーーーっと東大寺なんですよ。
どこまで行ってもまだまだまだまだ春日大社なんですよ。
寺社の間に柵とか境目とかはっきりなくていつの間にか興福寺なんですよ。
このエリア見るのに3日かかるだろうと私は思っています。
次に薬師寺と唐招提寺もでかい。

教科書に出てくるから、ということで
東大寺と薬師寺と唐招提寺を1日で見ようと思う人が多いらしいんですよね。
気持ちはわかるけど無理だと思うんですよ。全部でかいから。
東大寺と薬師寺・唐招提寺は結構離れてますしね。
さらに法隆寺はかなりでかい。

法隆寺も教科書のビッグネームですから、
東大寺からハシゴして見ようと思う方が結構いらっしゃるようで・・・・・。
斑鳩という、ちょっと独立したエリアにあるので
「法隆寺Day」を1日設けた方がいいと自信を持って言えます。
文中にある「大宝蔵院」は仏像が果てしなくずらーーーっと並んでいるので
大規模なお寺の中に博物館がドッキングされてると思った方がいいかも。
・・・・ということで、しれっと泊まりを勧める

「奈良がこんなに見応えのある場所だと思わなかった。奈良に泊まれば良かった」
と後悔を残しつつ、奈良観光の後に予約していた大阪や京都の宿へと向かう人の話をたびたび聞いていたので、
私はこんなページを作りました。
「一日一寺」って、いいでしょ。「一日一善」みたいで。
・・・と、こんな具合に私の偏愛を描いたページもございます、「レトロ印刷アンソロジー」。
ネットショップでお買い求めいただけます。ぜひご覧ください。