昨年(2020年)の「空想装丁図書館」に出品した作品。
お題は自由課題として自分の好きな本より一冊と、共通課題として「三人の作家」より一人を選んで装丁。
自由課題は自宅で見つけた杉浦日向子さんの「入浴の女王」を選びました。
東京を中心に全国各地の銭湯を綴った粋なエッセイです。
各地の案内人との愉快な会話や入浴前の食事の様子が書かれていて、そこがなんとも楽しいのですが、
さらに必読すべきは各地の女体の描写ww 土地が変わるとそんなに変わるかしらと思うのですが、
杉浦さんの文章を読むと「そういうものかもしれない」と納得しちゃうから不思議です。
・・・そんなわけで、このようなビジュアルでございます。
こちらも古い文庫本をなんちゃってハードカバーで装丁。
カバーに描いた暖簾の薄緑や見返しのほんのりピンクなど、
どこか「ぽわわわ〜〜〜〜〜〜〜ん」とした仕上がりにできればと思い、制作した一品です。
- 体裁:文庫本サイズ リソグラフ印刷
- 制作時期:2020年7月