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2023-06-17

zine「私なら」

コロナ禍前年、元号が平成から令和に変わる春の大連休を使って、「奈良 北上の旅」を敢行したことがあります。古代史の経緯を辿るように平城京を目指してみたかったんです。その度の記録をzineにしたのが「私なら」です。

1ページ目に訪れた町を書きました。
吉野からスタートして桜井・初瀬・明日香を経て奈良を目指します。
よく間違われるようですが、吉野は奈良県の南ではなくど真ん中です。「紀伊半島のへそ」と思うといいと思います。

旅の始まり、吉野。
吉野山の山岳信仰が息づく場所です。何せここは「山」。平地がほぼ無く、天気も変わりやすい環境の中で私なりに感じた色々を写真や絵、短めの文章で綴っています。

吉野を抜けて飛鳥へ北上。
広く平たい土地が続くので、この町に来ると「明るくなったな〜」と思います。

桜井市は古代史の中心地。私が訪れた時期は町もお寺も花盛り。
北上するに従って徐々に彩りが増えていきます。

ゴールの奈良。
古の史跡と賑やかな町中が互いの間を縫うようにして存在するのがこの町の面白いところ。
到着した日にちょうど平城宮跡で「天平祭」というイベントをやっていて、天平人に扮した人たちの行列が大変美しかったです。明日香・桜井の自然の彩りに人が作る花やぎが加わる移り変わりがとても印象的でした。

フルカラー印刷の本文の上から、雰囲気のあるクラフト紙にリソグラフ印刷を施した表紙をかけて糸でかがりました。手触りを楽しんでいただけたら嬉しいです。

かつて舞台美術家の妹尾河童さんが土地ごとの違いを目を凝らして見つめ、絵と文で綴った「河童が覗いたヨーロッパ」という本が大好きで、猛烈に憧れていました。気が付けばわずかながら自分も似た制作をしていたなぁと思うとちょっと感慨深いです。

奈良都民雑貨店にて販売中。お楽しみいただけましたら幸いです。


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